弱い虫

ごはん
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「弱い虫」by 馬場俊英

弱虫でも かまわない

君よ優しい人になれ

泣き虫でも べつにかまわない

君よ素直な人になれ

ああ 誰かを困らせてまで

強くなる必要などあるものか

ああ あるものか

馬場俊英「弱い虫」

私は、両親と別居しています。

私は、幸せものであると思います。

いぬあらう

まず、いぬあらいました。

いぬあらう。

いや正確には、うん。ブラッシングです。

かわいいですよ。

覚悟しろ!

Fig1.鼻水垂らして怯える
Fig2. あきらめる。
Fig3. なけなしの抵抗

いやぁ。

いやいや、いやぁ。

かわいいね!!!

ちなみにほんとうにいぬあらいに行くと、こうなります。

多分わけわかってない。

カワヨ

一月に一回のシャンプーのときです。

シャンプー前は、くさいです。

かわいいね。

“私のいぬ”はスムースチワワと言いまして、いわゆる、毛が短いチワタンです。

これ、意外と聞いて、直感と反したのですが。

チワワには、他にロングコートチワタンという、毛の長いチワワワワがいます。

実は、スムース(毛が短いほう)のワンタンの方が抜け毛が大変多いです。

逆に、ロングコートはあまり抜けず、しかしながらカットをしないとモハモハになってしまうんです。

直感と反しません?

ワテだけか・・・ぐぬぅ。

“ワテのいぬ”はお外が大嫌いですので、ブラッシングする際は外へ持ち出すのですが、まぁ、怯えること。

それが、上の写真ということです。

べびちゅのたんじょうび

実は、べびちゅ、ちびたん。

こちら

桜の背景もいいね
ことあるごとに、アピール

ちびたん、来週誕生日なんです!

こちら読んでいない人のために、私の兄のちび、つまり姪っ子です。

べびちゅ、なんと、一歳になります!

生まれ落ちて、まだ一年か・・・まだまだだな。

ということで、誕生日プレゼントを買いに行きました。

というより、母親がプレゼントするとのことで、付き添い程度なんですが。。。

私は、、、どうしよう、これから考えよう。。。何にしよ。


私の地元には、近くに窯業が盛んである地域があります。

母親は、いわゆる、陶器、焼き物をプレゼントするということで、本日行ってまいりました。

弱い虫

私は二世帯の家庭にうまれました。

両親と、兄と、母方の祖父母、そして、母方の叔母。

こう書くと大家族ですね。七人家族。いや多いな。

こう書くと、嫌味のように聞こえてしまうかもしれませんが、私は何不自由なく、これまで生きてこれました。


ですから、私は、幸せものです。


ただ、家族仲は、決してよいものではなく、むしろ最悪でした。

母親と祖父母、実の両親同士です、ここが啀み合い、父親も加担してしまう。

歯車が合わないだけのこと。

こんなこと、全然、悪い方には入りませんね。

ただそれでも、仲裁役になっていた私は、それはそれは悲劇のヒロインと思ってしまった時期もありますよ。それくらい、許されるかな。

なんてこともあり、私が大学進学に伴い、両親は二世帯であった家を出ました。

仮に、もともと住んでいた実家をA宅としましょう、両親が住み始めた家をB宅としましょうか。

私は、大学進学に伴い、A宅を離れ県外へ。兄も結婚し、A宅から離れました。

私はA宅に籍を残していたため、なんと、二世帯の世帯主に!なんてこともありました。

今でも世帯主なんですが。無職ですが…

話が逸れて行ってしまいましたね、閑話休題。


なんやかんやで、大学という名の地獄の服役を修了しました。

そののち、私は、結論として。

両親のいない、A宅へ帰ることを決めました。

祖父母と叔母の住むA宅。

時たま、顔を出す両親の住むB宅。

なんて生活を今でも送っています。



ということで、私にとって、両親は両親でないような気がするんです。

最近、改めて俯瞰して思うのが、どこか知り合う人に、父親や母親を探してしまっているのかもしれません。

だから、対外的なコミュニケーションが得意になったのかもしれません。まあいいや。

ええと、なんだっけ。

そうそう。

私もまあ、まあまあな年齢にはなりましたが、両親に両親の子どもであるように振る舞うことに違和感を感じてしまうわけです。

両親がいるだけ、私は幸せものですが。

それでも、人間は自分の置かれた環境でしか、感情を感じられない思いもあります。

わかるでしょう、こんな気持ち。

病気になったときもそうでしたが。

私よりも若く、罹患し苦しんでいる人もいるのにも関わらず、なぜ自分だけ、と嘆くようなこと。

まあいいです。


そんなことで、繰り返しになりますが、やはり両親を前にすると、お互いに少し違和感を感じながら、ヘンテコな家族ごっこが始まるわけです。

特に、今現在進行形で、両親同士も仲が悪く、Bの家に来ても私が緩衝材になっているようなものです。

そうして、本日、窯業が盛んな街にて、ちびたんの誕生日プレゼントを買いに行ったわけです。

両親&私で。

向かう中、家族ごっこの中で、やっぱり衝突がありますね。

親子の縁なんて、どうなんでしょう。

一般的には、思春期を通り越したのち、一周して、縁が深まるもの、なんてドラマで見ますが。

そうもいかないのが、リアルですね。

私は弱い虫です。

それでも、会話を繋ぎ止め、昼食を共にし、少し観光して、夕飯をし、本日はB宅に泊まっているというわけです。


そうそう!!購入したお店にて、まさか!

き、君はぁ!?

シィーサァー

もとい、こまいぬですね。

そして、昼食を載せましょうか。

いや。待ってくれ!!!

私の・・・幻影!?

おりこうさんでいましたよ。

もう、後ろの看板で場所が割れますね・・・

そして、後ろにいるおばあちゃん。

とってもにこにこしていて、とても可愛かったです。

平和な時間が流れていました。

うれしいね。

こういうのが、ずっと続けば良いのにね。

ら〜めん
あんかけや〜きそば
や〜きそばとからあげクン

唐揚げを三人で分けること、なんてことも行いました。

“しょせん僕らは 虫じゃないか”

フラワーギフトといつかの修学旅行でプレゼントした湯呑み

今回のサムネ画像。

本日、母の日だそう。

母に、フラワーギフトを贈りました。

父は、いつもこの湯呑みで焼酎を嗜む。いつか、小学生時の修学旅行にて、購入しプレゼントした湯呑み。ずっと、ずっと使っている。これで、安酒を呷る。

そして、両親宅の玄関に飾られる、数少ない家族写真。

もう、二十年ほど前だろうか

中心には、姪が産まれたときに作ったワイン。

二十年後、一緒に飲もうな。





冒頭に述べました通り。

私は幸せものです。

家族の写真があるだけでも幸せ。

何不自由なく、ここまで成長(?)できたことも幸せ。

がんになっても、すぐに治療できたことも幸せ。

大学も、学びたい専攻に二つ返事で承諾してくれたことも幸せ。

それでも。

それでも。

家族ごっこは、辞めることができない。

いつか、後悔してしまう。そんなことわかっている。

私も素直になりたい。きっと両親もそう。そうだと信じていたい。

そう、信じるよ。

私だけではない。

わたしたちは、みんな。弱い虫。

ビルの上から 街を眺めてごらん

しょせん僕らは 虫じゃないか

風に煽られて 雨に打たれて

ときどき涙ぐみながら歩けばいい

ああ 涙があふれたら

僕に向かって叫んでくれ

ああ 叫んでくれ

 馬場俊英「弱い虫」
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