ありの歌

どうしようもないこと
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「ありの歌」by やなわらばー

「世の中 何が起こる」

なんて

ありにも カマキリにも

わからない

それでも今日も

旅に出る

やなわらばー「ありの歌」



暑いですね・・・

ようやく、きちんと執筆しておりんす。

さて、本日。

突然、同居している祖母(実質、私の親。傘寿、つまり80歳)がですね。

「生まれ育った⚪︎⚪︎へ行きたい」

と、急におっしゃりますので、行ってまいりました。

現在、私たちの住んでいる地域は、まあまあな田舎です。

祖母の生まれ育った地域は、更に遥かにより超越して田舎です。

そうですね・・・

ホイミスライムとスライムベホマズンくらい違います。

ホイミスライム(私の実家・地元)
https://dragonquest.fandom.com/ja/wiki/ホイミスライム より
ホイミスライム
からだからはえる数十本の触手を器用に使う。 空中を漂うくらげのようなスライム。攻撃力はないがホイミを唱える厄介な敵だ。 くらげのような姿で空中を漂うスライムの変種。ホイミで仲間の傷を治してしまう、やっかいな敵だ。
スライムベホマズン(祖母の実家)
https://dragonquest.fandom.com/ja/wiki/スライムベホマズン より
スライムベホマズン
「癒しの帝王」「魔物界のトップセラピスト」などと言った異名を持つ。キングスライム型のモンスター。


これ、わかる人にしかわからんだろう・・・

ということで、いっちょ早速行きますか〜!

いや、綺麗すぎる・・・

なんて自然!

これはスライムベホマズンだろう・・・あいつすぐベホマズン唱えるから、グループ全部回復されんだよ・・・仲間にするとMP足りんくなるし・・・

ちなみに、祖母の実家、ベホマズンの地には、祖母の御姉妹、四女さんとその家族が住んでおります。祖母は四姉妹の、長女です。

祖母,四女,おじさん みんないい顔
(後ろのレンジに私が映り込んでいました)

ニコニコでしたねぇ、祖母。よかった。

この笑顔が見れただけで、充分。来てよかった。

長らく会っていない、なんてことはないのですが。

昨年、祖父が亡くなった際、久しく私も会いまして。

その後、色々とよくしてくださり、数回は会っておりますが、本家というか、実家にお伺いするのは私も数年ぶり。

そういえば、一度、雪の日にバイクで来たなぁ。



お孫さん。祖母の妹、ここに住む四女さんのお孫さん。

3人いまして。長男が少し苦労してたそう。

久しく、会っていなかったため、顔を合わすととても大人になっておりました。

「元気〜?」

なんて、私が声をかけると。

「高校行けなくなっちゃって、中退したんです。それでも、好きなことを学ぶ、専門学校で楽しんでいます!」

なんて、“大人”になっていました。



進学校へ進学したものの、勉強漬けの日常に学校へ行けなくなってしまったそう。

その後、eスポーツ専門学校へ進学したそう。


私はこのような、高齢者の集まり等でもグイグイいけるタイプですが、仮に、お孫さんをA氏としましょうか、A氏は18歳であり、まだまだ処世術的なことや、集団・疎外感を感じやすい年代の大きく異なる環境での折衝には得意ではない様子をしておりました。

恐らく、二世帯で住んでいることも、本人の中では言葉にすることは難しいですが、好ましくないように感じとれました。


ですから、今の自分が置かれている環境に、自信を持っていないように、見えてしまいました。


私はこのように伝えました。

「私も、君と同じように。教員でありながら、誰よりも早く不登校になった。自分の専攻が、昔の考えの人には理解されないかもしれない。それでも、今の時代を生きているのは君。昔に生きているわけではない。」との旨。
こんな堅っ苦しくない言い方です

そのときから、本人の顔には、パッと笑顔が浮かび、あのゲームが流行ってて、これが難しくて、と、心を開いてくれた。猿と犬さんはゲームやるんですか?なんて。城ドラしかしないです・・・ゴメン。

自分は理解がある。

なんて思いません。

でも、その時々に必要な声掛けは存在すると信じています。

正論は時には人を傷つけます。

正論は正しいかもしれませんが、正解ではないのかもしれません。


すごくきれい

非常に山々がみずみずしい。大好きな自然だ。

幼少期、ここでサワガニをとったなぁ。

田舎、自然、大好きだ。

たんぼ
たんぼ2
はたけ

私の幼少期から、この親戚は百姓をしていた。

お米も、自分たちが食べる分は、それはそれは、充分なほど育てていた。

三反もある田んぼ。


でも。

もう、今年で稲作を辞めるそう。

体が持たない。

周り近所にも、数えきれないほど朽ちた田んぼ。

高齢化、担い手の減少、閉鎖的な環境、さまざまな要因で、後継がいない。


仕方が、ないことなのだろうか。


彼が、私が、折れてしまったことも、仕方がないことなのだろうか。

おじさんがひなたぼっこ
とても、よい写真だ

元気で、優しく、若々しかったおじさん。

私の知らないうちに、認知症が進んでしまい、今日会った私のことも、きっとわからない。

これも、仕方がないことなのだろうか。



それでも。

今日見た三人のはち切れんばかりの笑顔。

この笑顔で、私は救われる。

どうか元気でいてください。


「世の中 何が起こる」

なんて

ありにも カマキリにも

わからない

それでも今日も

旅に出る

やなわらばー「ありの歌」
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