愛こそが全て。
とは、うーん、えと、そう、そうですね、そう思うような、思わないような。ただ今日だけは思っておこう!いや、結構半分くらい思いますよ、Kan氏の「愛は勝つ」とか心から好きですし。
さて、本日は私の戦友のひとりの誕生日です。結構、だいぶ信頼を置いている一人です。(私だけが一方的に思っていたら恥ずかしい、いや残念ですが。)
何の曲を送ろうかと迷った挙句、思い出したのはこの曲でした。うん。彼女にとっては、今のこのタイミングではこれが間違いない。素敵なパートナーと共に、幸せであれ。たのむ。
出会いとしては、高校の同級生・・・いや一個下だったな、あいつは。私が事情があって、良いベクトルの留年をしているので。同期になったワケです。最初はタドタドしく、オタオタしながら敬語を使っていましたが、いつの日にはタメでしたね。全然いいんですが。いやよくない。一生許さない。ウソ。
私は、彼女のことをとても尊敬しています。すごく好きなんです。戦友として。
理由はいくつかあります。別に褒め称える記事ではないので、思ったことを書くだけなんですが。
初めて、私がウォア!と感じたことは、心に残った名(迷)言集にもある言葉を聞いた時です。
高校にて、体育の授業があったんです。“人生のライフプランを考える”なんて授業です。(これよく見たら頭痛が痛いみたいな授業ですね)
その時に、今でも今でも、きっとずっと覚えているんでしょう、ある一言がとても記憶に鮮明に残っています。
教員が「ライフプランを描く中で、他者・パートナーに求める条件はなんだ?」なんて議論があったんです。結構、場はワチャワチャしていて、次第に当てられ発言を求められていきました。
当時、私はイジられキャラでありましたし、教員とも仲が良かったこともありました。
クラスメイトは、「優しい」、「お金持ち」、「かっこいい」なんて、発言があり、ある程度の盛り上がりの中で私が当てられました。
その際、私は当時、心から感じていました(今でも)思いとして、「面白い人」と答えました。
ただ、仲の良かった教員。「お前ほんとか?素直に言ってみろ〜」なんて茶化しが入って、盛り上げるためにも、その際に「じゃあ可愛い人で」なんて答えて、笑いを誘ったわけです。ある意味、あれもよくない気がしてきたけど。10年弱も前なので…
そんな、ある程度柔らく、笑いのある空気の中で、彼女が当てられました。
高校ですので、そう言ったいわゆる“空気を読む”と言う行為には重きを置かれる時期です。私のように流される人もいます。流されることが“穏便に済ます”ことができる空間も多々存在します。また、特殊な学校であり、男女比も均等ではないため、穏便に済ますことの重要性も高い環境でした。
その中で、彼女は言いました。
「家族を大切にする人」
私は、心が揺れました。周りは茶化す空気でした。教員も僅かに、一瞬、想定のない答えが返ってきたような反応でしたが、私は覚えています。あの空気であの発言ができること。私の語彙も少ないので、表現できないのですが、ただただ、素敵だと感じました。うん。今でもあの環境を思い出せる、と言うことが、その感動を伝えられよう。少し、右斜め上を見て、カンマ何秒悩んだのち、そう言い放った君は、間違いなく一番輝いていました。
そこから、考えも、見る目も変わっていったと思います。恥ずかしながら、仲良くなっていったと思っています。私から進んで声を掛けたような思いもあります。
懐かしい。思い返すと色々な思い出が込み上げる。
当時、他人に迷惑はかけていません!が、私も悪いことをしていました。
何かとは言いませんが、昼休憩中に学校を抜け出し、草むらの中で、シガレット的な、シガレットです。そんな付き合いもしたり。
北海道へ旅行へ行き、歩く速度の遅さと雪にすぐ転ぶ姿に密かに、いやだいぶ怒っていた記憶や。
あの時の夜、電話を盗み聞きしてしまっていたことも(これはスピーカーで話すあなたが悪い)。
海鮮料理も美味しかったなぁ。ナントカタワーに登って写真撮ったことも、プリクラも思い出。
卒業旅行の海外も楽しかった。前日にネイルをしてもらったこと、アレが一番よくわからなかった。
辛いのが苦手なのに、辛いものを食べて、お腹が大変なことになったのは、私だけの思い出か。
マッサージ屋で痛い痛い!と叫んでいて、とっても笑われて、なんでだろうと思い翻訳してもらったら、現地の言葉で「牛!牛!」と言っていることだと気づいたこと。
アンミカのポーズしまくったこと。いっぱいあるけど本当に一生の思い出。
大学に受かった時、一番に喜んでくれたこと。
事情があって、先に私たちが卒業したこと。
考え過ぎかもしれないけれど、一人で辛かったのかな、と思うと、こちらも苦しくなる。
卒業後も、キャンパスに響き渡っていた君の大きな笑い声はとても恋しかった。
地元を離れ、みんなてんでばらばらになってしまったけれど、ようやく地元に帰ってくる。
これは嬉しいこと。
今でも連絡できる、これも嬉しいこと。
忘れられない思い出が、数えきれないほどあって、記録ではなく、これからも記憶の更新ができること、これは楽しみなこと。
私が鬱で苦しんでいた時、兄に連絡をして、こっそりと力になってくれたこと、言葉にできないほど感謝の思い。幸せなこと。
そして、君が素敵なパートナーと出会えたこと、これも心から、本当に嬉しいこと。おめでとう。最高の笑顔でお祝いしたい。
結局、ありふれた言葉に帰結してしまうんですが、本当に私は彼女に、心から感謝しているんです。
言った言葉、全てに笑ってくれて、ゲラゲラしてくれる。
たまに演技もあるけど。それでもあの勢いのある笑いを目の前で見せてくれること。
心の奥で芯を持った想いを研ぎ澄ましていること。
気づかない気遣いで傷つかないように振る舞ってくれること。
出会えたこと。思い出にならないと思わせてくれること。
おめでとう。素敵な誕生日であれ。素敵な人生であれ。心からエールを贈りたい。
帰ってきたら、ラーメンと焼肉を食べにいこう。アイスでリセットして、おかわりをしよう。
助けてくれてありがとう。泣きたくない日なんてないけれど、生きていこうと思える。
こんなことしか言えないけれど。
ありがとう。
おめでとう。
精一杯のおめでとうを伝えたい。ありがとう。