総工費なん十億
国道沿いの真上に夕月
君と手を繋いで歩く
君と手を繋いで歩く
日が暮れる
どこかで人が死ぬ
足の裏で地球の回転を感じる
夜になる
星が光る
手を繋ぐ
時速36km「stars」
アイキャッチ引用
理由
少し、考えてみた。
なにかの拍子で、この記事に来た人も考えて欲しい。
と言うよりも、教えて欲しい。
生きる理由はなんですか。
うん。やはり、言葉は選びたくない。
あなたは、なんで、生きているんですか。
考えた結果。
特に。
病んでいるわけではない、と思っています。
病む理由がないから。
病む理由なんて幾らでもあるけれど。
どうでもいい。うるさい。
ボロボロ泣きながら、なぜか書いています。
呑んでいなくちゃ、書けないよ
どうして、生きているのだろう。
そんなことを考えるようになったのは、いつ頃か。
仲の良かったハズの友人とウマが合わなくなったとき?
今、胸を張って仲の良い友人がいるか、と言われて答えられるか?
何かが違うと、感じたとき?
こんな自分に、何かが変えられるとでも、烏滸がましいことを思っているのか?
あのとき、こうしたら、など。たらればを感じたとき?
今、与えられた環境で生きていない自分が何かを変えられるとでも?
何をしたいのだろうか。
何ができるのだろうか。
何を成し遂げたいのだろうか。
多分、何もなくたっていいんだろう。
誰かに指示、支持されて生きているんじゃないでしょう。
私は何をしたいのだろう。
こうやってめそめそ書いていても仕方がない。
そんなことはわかっている。
考える。
輝かしいキャリアは歩めない。
守りたい誰かなんていない。
理解してくれる人もいない、
私が理解する努力をしたいと思う人もいない。
聴きたい音楽はある。
殺したい人はいる。
会いたい人がいる。
何も成し遂げることはできない。
知らなくちゃいけない歴史がある。
社会のことも娯楽も何も知らない。
日本各地へ行ってみたい。
海外旅行へは行きたくない。
温泉に行きたい。
“あの子”と聞いて思い浮かぶ人がいない。
少し違うオートバイに乗ってみたい。
かっこよくなれない。
人とのお別れが怖い。
ミニバンに乗ってみたい。
誰かの役に立てない。
それでも明日が来てしまう。
誰かに許されたい。
誰かと思い出話をしたい。
遊びが飲み会で終わる関係性をやめたい。
単純に遊びたい。
お酒はいらない。
オーロラがみたい。
あの子に会いたかった。
もう一度授業をしたい。
理解されたかった。
誰かのために生きたかった。
バンドで歌いたい。
すぐそこの距離までツーリングに行きたい。
北海道を二輪で縦断したい。
仕事や人間関係の話は無しにして、ただ話をしたい。
殺してほしい。
みんな仲良くいてほしかった。
死んでほしい。
消えて欲しい。
魚が食べたい。
叶わない何かを聞くことが辛い。
私は何も叶えられない。
どこか遠いところへ行きたい。
犬を抱きしめていたい。
終わりやゴール、答えが欲しかった。
病気になりたくなかった。
謝りたい。
謝ってほしい。
許せない。
建前で会話をしたくない。
きらきらした生活はいらない、平凡で、変わらぬ、いつもの日々を送っていたい。
戻りたいと思う、
“あの頃”がいつなのかを、知りたい。
明日もきっと、変わらない
さぁ 蝋燭を消して
君は俺の天使になる
そう 二人にとって
ただのとても綺麗な夜
殺してやりたいわ
見つけ出して八つ裂きに
死刑囚になるはずの
彼の時効最後の夜
時速36km「stars」
いつでも、ずっと、自分の行く道は正しいのだと思っていた。
実際。
正しいのだろう。
正確には。
正しいと、思い込んでいるのだけれど。
それでもその選択は間違っていなかった。
きっと誰にとっても。
何がしたくて、生きていて。
何をしたくなくて、死にたくなるのか。
挙げたものが全部ではない。
かけないこともある。
思い出したくないこともある。
笑い話にできることもある。
人生。
人生。
いつの間にか生まれ落ちて、気づいたら自己責任。
知らねえよな。
やってらんないよ。
人生。
これは自己満足。
きっと、いや、“絶対に”意味のない時間経過のこと。
その中で意味を見出すこと。
それを妨害するものが、他人の目線。
これが厄介。
厄介。
厄介すぎる。
払拭して、孤高に耐えて、独りになること。
これも正解。
厄介ごとに負けて、諦めを持って生きること。
これも正解。
答えはないのに、正解。意味不明。
自分の中での正解を見出す。
それでも、できないことはある。
どうしようもなく、変えられないこと。
性格がそう。生まれ落ちた環境もそうかもしれない。顔もそう。今は変えられるか。知らんけど。性別も。これもうるせえ奴らがいるから、ウザいよな。あとなんだ。年齢や学歴もそうか。もう変えられない。知らんがな。こんな中で、塩梅をとって、天秤に乗せて生きるなんて、そんなの、そんなの。
結局、きっと明日の自分も変わらない。
明日の自分も変わらなければ、
一週間変わらない。
一週間変わらなければ、一ヶ月。
そして、一年。
多分、一生。
変えたい、とは思わない。
でも。
生きる理由を。
明確に持ちたい。
教えて欲しい。
自分で見つけなくてはいけないか。
探さなくてはいけない。
人間は便利な生き物。
きっとこの想いも忘れていく。
ふとどこかで思い出しても。
今、ここで、私が感じている、明確で精巧な想いを巧みに思い返すことは、私はできないだろう。
忘れていくからこそ、生きていける。
コンピュータのように覚えていたら疾うに死んでいる。
忘れろ。
でも、遺しておけ。
生きた記憶と、死にたかった記憶。
今私は生きたい。
同時に、理由もなく死にたい。
矛盾するように、生きたい理由がある。
さらに矛が尖るように、死にたい理由もある。
盾が強靭になるように、勇気もない。
きっと。
私は。
誰かに認められて、
受け入れられて、
恕されたいのだと思う。
終わりが近い。